イタリアを背負う悪童・バロテッリ

サッカー日和 ブラジルに次ぐサッカー大国として知られているイタリアですが、ここ数年は世代交代に失敗し、苦戦を強いられています。ワールドカップでも優勝候補にイタリアを挙げるファンはそれほど多くないでしょう。 そんなイタリアがブラジルで名誉を回復するための切り札が若きエース、マリオ・バロテッリです。

豊富な経験

 17歳にしてインテルのトップチームデビューを果たしたバロテッリはその後、イングランドのマンチェスターシティ、そして再びイタリアのACミラン、とわずか6年で3つの強豪クラブを渡り歩いて来ました。さまざまな大舞台に出場し、23歳という年齢からは考えられないほどの豊富な経験を持っています。 サッカー選手にとって最高の舞台となるワールドカップでは大きなプレッシャーとも戦わなければなりません。特に若い選手はこのプレッシャーに潰されてしまうことも少なくありません。しかし、バロテッリはすでに多くの大舞台を経験していますので存分に本来の持ち味を発揮することができるのではないでしょうか。 実力に経験を加味して考えると、ブラジル大会でブレイクするのはブラジルのネイマールではなく、バロテッリなのでは?と考えるファンも多いようです。

問題児としての一面

 このように、豊富な経験と高い実力を持ったバロテッリですが、ウィークポイントとなるのはその性格です。ピッチ内外での暴力行為、暴言、そしてマフィアとの関係も噂されるなど、今やルーニーやカッサーノを押さえてサッカー界1のトラブルメーカーと呼ばれています。 チームメイトや監督とのトラブルも多いため、イタリア代表にとっては大きな武器であると同時に、不安材料としての一面も持ち合わせています。 これからワールドカップまでのわずかな期間で、バロテッリが人間的に成長することができるかどうかにイタリアの命運は握られていると言っても過言ではないでしょう。

このように悪童として知られるバロテッリもブラジルワールドカップでの活躍が期待される選手の一人です。結果が全ての勝負の世界とはいえ、サッカーは紳士のスポーツであることを忘れずに、そのプレイで世界にアピールしてくれることを願います。