サッカーの生まれ故郷はどこ?

サッカー日和 今やサッカーは世界一競技人口の多いスポーツの一つに数えられています。FIFAワールドカップ予選の参加国も年々増加し続け、オリンピックと並ぶスポーツの祭典となっています。

そんなサッカーですが、そのルーツはどこにあるのでしょう?これにはさまざまな説があり、多くの国がその起源を主張しています。 ここではそれぞれの説に耳を傾けながら、サッカーの生まれ故郷を探ってみましょう。

今日のサッカーよりちょっと過激?イタリア起源説

 ヨーロッパ屈指の強豪国として知られるイタリア。この国もサッカーの起源を主張している国の一つです。時代はなんと古代ローマ帝国にまでさかのぼります。 当時から足を使ってボールを操るスポーツが存在しており、それがサッカーの原点と言われています。 確かに、世界的にも早い段階でスポーツを行っていたことで知られるローマ帝国ですのでかなり説得力のある説と言えるでしょう。

しかし、古代ローマ帝国のボールを使ったスポーツは、格闘技的な要素もありましたので今日のサッカーとはかなり異なっています。これが今日のサッカーに近い形になったのは15世紀頃の話です。「カルチョ」と呼ばれるそのスポーツは格闘技的な要素は取り除かれており、ほぼサッカーの原型と呼ぶにふさわしいものとなっています。

サッカーの起源はアジアの大国、中国にあり!

 今日ではサッカーといえばヨーロッパや南米というイメージが強くなっていますが、そのルーツは中国にある、という説も有力となっています。

時代は前漢の時代。中国には「蹴鞠(しゅうきく)」というボールを足で蹴る遊びがありました。日本で平安時代の貴族の間で流行した「蹴鞠(けまり)」のルーツとも言われています。 この蹴鞠がシルクロードを渡ってヨーロッパへ伝わり、広がった、と考えれば中国起源説も非常に説得力があります。

最有力説はやっぱりイングランド

 諸説あるサッカーのルーツですが、もっとも有力なのはイングランド説でしょう。少し前まではこの説が正しいものとして、日本の教科書にも掲載されていたほどです(現在でも一部の教科書では掲載されたままです)。

イングランドには古くから、町同士で大規模にボールを移動させるというお祭りが行われていました。これの規模をスケールダウンして、ルールを整え、完成したのが今日のサッカーと言われています。 非常に有名な説でさまざまなサッカー漫画や映画などでも取り上げられています。ご存じの方も多いのではないでしょうか?

こうしてまとめてみるとそれぞれに説得力があり、どれも正しいように思えてきます。 世界中にボールを蹴るスポーツや遊びが自然に発生した可能性もあります。ボールを見たらついつい蹴りたくなってしまう…もしかすると人間の本能の一つなのかもしれません。