国内リーグの盛り上がり

サッカー日和  サッカーの強豪国と言えばどこを思い浮かべますか? ブラジルやイタリア、スペイン、ドイツ、イングランドなどをイメージする方がやはり多いでしょう。それでは、これらの国の共通点をチェックしてみましょう。

ここでも多くの方が真っ先に思い浮かべるのは、国内リーグが非常に盛り上がっているという点でしょう。ブラジルをはじめとする南米全体でクラブチームの大会が頻繁に行われており、大きな盛り上がりを見せています。もちろん、それぞれの国内リーグも国民的な人気を集め続けています。

イタリアにはセリエA、スペインであればリーガ・エスパニョーラ、ドイツにはブンデスリーガ、イングランドにはプレミアリーグと、世界的にも高い人気を集めている国内リーグがあり、チャンピオンズリーグや、ヨーロッパ選手権など、それぞれの国のクラブチームが争う大会も非常に盛り上がります。 では、日本の場合はどうでしょう?

Jリーグは盛り上がっている?

 Jリーグは確かに人気を集めています。ですが、ここで挙げたような強豪国の国内リーグと比較するとどうでしょう?やはり、やや盛り上がりに欠ける印象を抱いてしまう方が多いのではないでしょうか?

トップクラスのクラブになれば、それなりにチケットは売れますし、スタジアムは満員になります。ですが、ほぼチケットがソールドアウトすることがないようなチームも少なくありません。 海外では2部リーグもかなり盛り上がっていますが、日本ではJ2のチームになるとほとんどお客さんが入っていません。筆者も地元のJ2クラブの試合を見に行く事がありますが、いつもスタジアムはガラガラです。 このように考えると、やはり日本の国内リーグは決して盛り上がっているとは言えません。

国内リーグが盛り上がらなければ、当然選手の層は薄くなってしまいます。国内のプロリーグが盛り上がらなければ具体的に「サッカーでプロになる」という道を現実的なものとして考えることが難しくなってしまうのです。そうなれば、サッカー人口の減少に繋がる可能性もあります。 実際のところ、Jリーグがスタートする以前は、プロというゴールが国内にないことから、サッカー人口は決して多くはありませんでした。マンガなどの影響で、サッカーがちょっとしたブームになることはあっても、国内に人気プロリーグのある野球などにはとても敵いませんでした。

プロリーグができたことによって、サッカー人口は確かに増えましたが、盛り上がりを持続することができなければ意味がありません。 そもそも、人気がなければリーグを持続することさえ困難になってしまいます。すでにチームによっては観客動員が振るわず、財政的に厳しい状況に追い込まれています。この20年ですでにいくつものチームが財政難によって潰れてしまったり、身売りしなければならなくなってしまいました。 これからも、そんな悲劇が起こらないとも限りません。そして、それが続けばリーグそのものを維持することが難しくなってしまうでしょう。

これから日本代表がW杯に勝てるようになるためのカギは、国内リーグを盛り上げることにもあります。今、代表戦しかチェックしていない、という方もたまには国内リーグにも目を向けてみましょう。そこには新しいサッカーの楽しみ方があるかもしれません。