日本サッカー界の暗い未来

サッカー日和  比較的安定してワールドカップ本戦やそのほかの国際大会で結果を残し続けているイタリアやブラジル、ドイツなどの強豪国であっても、なかなか勝てない暗黒期に苦しめられることがあります。

では、日本にはそんな暗黒期はやってこないのでしょうか?そんなことはありません。むしろ、目の前に迫ってきている、という声も聞かれます。

では、暗黒期とはどんな時に訪れるのか、そして日本の暗黒期がいつやってくるのか、という点について考えてみましょう。

世代交代に失敗することのよって訪れる暗黒期

 世界の強豪国が暗黒期に入ってしまうきっかけはさまざまですが、中でも特に多いのが世代交代に失敗してしまった場合です。 基本的に、強豪国は層が厚く、次々と若手の良い選手が登場しますので早い段階で世代交代が行われる傾向にあります。まだまだ現役として活躍しているにも関わらず、代表から退く選手が少なくない理由は、この世代交代を進めるためであるケースも少なくありません。

しかし、強豪国であっても、なかなか世代交代を進められないケースがあります。そこに当てはまるのが近年のスペイン代表でしょう。決して優れた若手選手がいなかったわけではありません。しかし、中堅・ベテラン選手のチームの完成度があまりにも高く、世代交代のタイミングを失ってしまったのです。

どんなに優れた選手であっても、体力的な問題から、ピークを過ぎると選手としての能力は徐々に下がって行きます。もちろん、経験によって体力の衰えを補うこともできますが、瞬発力の求められるトップの選手や、スタミナの求められるサイドの選手の場合、急激にパフォーマンスが落ちてしまうことになります。

その段階になって、急に若手を起用したとしても、経験不足からうまくチームとして機能させることができません。その結果として、チームが成熟するまでの期間が暗黒期と呼ばれる状態になってしまうのです。

ブラジルやイタリア、ドイツといった層の厚い強豪国であっても、このように世代交代の失敗によって暗黒期に突入してしまうことがあるのです。 では、日本の場合はどうなのでしょう?

世代交代が進まない現日本代表の未来は?

 実は、日本代表もこの世代交代の問題に直面しています。前回のブラジルワールドカップ予選を戦ったメンバーと、現代表のメンバーを比較してみましょう。大きく変化していないことに気付くのではないでしょうか?

特に、本田、香川、遠藤、長谷部、長友といった主軸メンバーがほとんど入れ替わっていないのです。また、彼らは4年前の時点でも、若手選手だったわけではありません。テスト的に、他の若い選手が起用されることはありますが、経験を積めるほどの出場は叶っていません。

このメンバーを主軸に置いたチームの完成度が高いことは確かですが、このまま世代交代を進めることができなければ、日本代表チームには近い将来、確実に暗黒期が訪れることになるでしょう。

もちろん、最終予選を目前に控えたこの段階になって主軸メンバーを大幅に入れ替えることはできません。なので、日本代表チームの未来は決して明るいとは言えない状況になってきているのです。今回は最終予選に残れましたが、4年後、もしかすると1次予選で苦戦するような状況になっていたとしても不思議ではないのです。