日本の弱さ~決定力不足を解消するには?

サッカー日和  みなさんはサッカー日本代表を「強い」と思っていますか?確かに、1998年のフランス大会以降は、毎回アジア予選を勝ち抜き、ワールドカップ本戦への出場を果たしています。つまり、アジアでは競合の仲間入りを果たした、と言ってもいいでしょう。 しかし、それでもやはり日本代表は「強い」と断言できない部分があります。

連続してワールドカップ本戦に出場することによって、日本は「強い」と思い込んでしまうことは実はとても危険なことです。自信を持つことは決して悪いことではありませんが、意識を変えなければ、ワールドカップ出場を逃してしまうことになるかもしれません。

そこで、ここでは日本代表の「弱さ」を再確認してみましょう。

深刻な決定力不足をどう解消するか

 もう10年以上も日本サッカーは深刻な決定力不足に悩んでいます。組織力は高いことから、アジア予選などではボールの支配率は高くありません。しかし、これだけボールを支配しているにもかかわらず、それが得点に結びついていない、という点は大きな問題でしょう。

ゴール前でチャンスを得ることができているにも関わらず、ゴールを奪うことができないのです。 どうして、サッカー日本代表はこれほどまでに決定力不足に悩むことになってしまったのでしょう。

まず、最初に選手の能力を疑われる方も多いかもしれません。しかし、この点に関してはそれほど問題ではないでしょう。前線に立つ選手の能力は十分なもので、実際に海外のビッグクラブで活躍し、結果を残している選手も少なくありません。 では、問題となるのはどこにあるのでしょう?

無意識にゴールから逃げてしまう姿勢

 最大の問題は、失敗を恐れるあまり、チャンスにボールが回ってきてもそれを避けてしまう姿勢にあるのではないでしょうか? 日本人の根本的な性格の一つとして、無難にこなしたい、と考えてしまいがちな点が挙げられます。特に、日本代表のユニフォームを身に着けている時は、その傾向が強くなってしまいがちです。

決定的なチャンスでシュートを放ち、外してしまえば「チャンスを潰してしまった」として責任を負わなければならなくなってしまいます。 なので、ゴール前でシュートコースが開いたとしても、積極的に得点を狙うことができなくなってしまうのではないでしょうか?もちろん、海外リーグなどでプレイしている選手は、結果を出すことを求め、一見すると積極的にゴールを狙っているように見えます。しかし、シュートを打つ前に、一瞬だけ迷っているのではないでしょうか?

かつて、ワールドカップ本戦で柳沢敦が決定的なチャンスでゴールを奪う事ができず、マスコミやファンに大きく叩かれたことを記憶しているファンも多いでしょう。誰もが、ゴール前でボールが自分に向かってくると、あのシーンが脳裏を過ってしまうのかもしれません。

これは、選手だけでなくサッカーを見ている私達ファンにも責任があります。ゴールを狙った結果、チャンスを潰してしまっても、それを批判すべきではないのです。もちろん、それが無謀なプレイであれば、批判の対象となるかもしれません。しかし、ゴールを狙うべき場面で放ったシュートが結果的にミスであったとしても、その姿勢を称賛すべきなのではないでしょうか。 そうすることによって、日本の決定力不足は解消されののでは?と筆者は考えています。