開催国の期待を背負ったスター

サッカー日和 いよいよ4年に1度のサッカーの祭典、FIFAワールドカップが目前に迫ってきました。今回の開催国はブラジルです。出場回数も、決勝進出回数も、そして優勝回数も最多のまさにサッカー王国ですが、1950年の自国開催時にはウルグアイに破れ、優勝を逃しています。 今回、ブラジルはワールドカップで唯一成し遂げていない栄誉である、開催国優勝を目指し、チームを強化してきました。

 しかし、ここ2大会では優勝どころか、ベスト8止まりと、不本意な結果に終わっています。今大会についても予選免除で出場が決定しているため、ブラジル代表の現状に不安を抱いているファンも少なくありません。そんな不安を掻き消すべく登場した若きスターがネイマールです。

ブラジルの若きスター候補

 ネイマールの才能は、彼がまだ12歳の少年だった時代から注目されていました。当時、銀河系軍団と称されていたスペインの強豪レアル・マドリードとの契約の話が持ち上がったほどです。

 結局、レアルとの契約はまとまりませんでしたが、その3年後、15歳の若さでブラジルの名門クラブ・サントスFCとプロ契約を結びました。ここから本格的に多くのサッカーファンの注目を集め始めます。

代表デビュー

 彼の代表デビューは2010年、アフリカワールドカップ終了後の親善試合でした。この時、彼はまだ17歳です。プロデビューからわずか2年でサッカー王国の代表まで登り詰めました。不本意な結果に終わったワールドカップの直後でしたので、若きスターの登場に多くのファンが湧きました。そんな期待に応えるように、ネイマールはこのデビュー戦で見事に代表初ゴールを決めています。

舞台はヨーロッパへ

 代表デビュー前後から常にヨーロッパの強豪チームへの移籍が噂されてきましたが、2013年、ついにスペインのバルセロナへの移籍が決定しました。

 世界のトップ選手が集まるヨーロッパへの参戦で彼がどのような活躍を見せてくれるのか、世界中のサッカーファンが今もっとも注目している選手と言っても過言ではないでしょう。

 ネイマールはブラジル国民の開催国として、そしてサッカー王国としてのプライドを守ることができるでしょうか。今年の時点でまだ21歳の若者には少し重すぎる期待かもしれません。しかし、ペレ、ジーコ、ロマーリオ、ロビーニョ、と歴代のブラジル代表を支えてきたスター選手たちと同じ道をネイマールは歩み始めました。

 ヨーロッパの舞台で、そしてワールドカップの舞台で彼がどのような活躍を見せてくれるのか、注目しておきましょう。