勝利を信じると同時に、弱さを意識する

サッカー日和  基本的にサッカーはフェアプレー精神を大切にした紳士のスポーツです。しかし、長い歴史を持ち、プレイヤーの人口も多いスポーツですので、これまでにさまざまなトラブルが発生し、そして多くのトラブルメーカーが登場してきました。

ルーニー、バロテッリ、カッサーノと代表的な悪童スター選手をご紹介してきましたがまだまだ存在するトラブルメーカーと、そして彼らが起こしてきたトラブルをご紹介しましょう。

スウェーデンの英雄であり悪童・イブラヒモビッチ

 98年のフランス大会以降、サッカー日本代表は毎回ワールドカップへの出場権を得ています。今や、ワールドカップに出場できることが当たり前となっていることを考えると、やはり日本は強くなった、と言えるでしょう。

しかし、アジア予選を勝ち抜く力を得ることができたとは言え、まだまだ欧州や南米の強豪国と比較すると、そこには大きな力の差があります。

それなのに日本は強豪国の仲間入りを果たした、なんて考えているとまたワールドカップへの出場すら叶わなかった1994年以前に逆戻りしてしまうかもしれません。

日本代表は弱いことを意識する

 欧州や南米の国々から見れば日本代表は弱小国の一つに過ぎません。徐々に欧州のトップクラブでプレーする選手が増えてきたとは言え、代表チームはそれほど意識されることはありません。それどころか、ワールドカップの一次リーグで当たれば「ラッキー」と思われる国の一つでしょう。

このように、日本代表は弱小チームの一つとみなされていることを決して忘れないようにすべきです。この20年で日本サッカーはこれまでにない速さで成長を遂げてきましたので、サポーターの中には、現在の日本代表であれば世界の強豪国と対等に渡り合うことができる、と考えている人も少なくないようです。 その結果、慢心が生まれます。

ワールドカップ優勝経験を持つような強豪国が相手の場合は当然厳しい戦いを予想しますが、そこよりワンランク落ちるレベルのチームが相手となれば、根拠もなく「勝てる」と思いこんでしまうのです。

ブラジルは厳しいけど、チリには勝てる。ドイツは厳しいけど、スウェーデンには勝てる。明らかに格上のチームなのに、「日本は強い」と勘違いしてしまった結果「勝てる」と思ってしまいます。 そんな気持ちではワールドカップで結果を残すことなんてできないでしょう。

日本はまだまだチャレンジャーである、という意識を持つ

 2002年大会のトルコ戦、2010年大会のパラグアイ戦がまさにそうでした。相手は格上であるにも関わらず、チームに勢いがあったことから「勝てる相手」として甘く見てしまったのです。 当時、サポーターたちの間でも「勝って当然」という空気が流れていたのを覚えています。

サポーターがそんな雰囲気になってしまえば、当然選手やスタッフにも甘い考えが伝染してしまいます。勝利を信じて声援を送ることは大切です。しかし、そこに慢心が少しでも入り込んでしまえば、チームのパフォーマンスにも悪影響を与えてしまうのです。

日本はまだまだ挑戦者である、という意識を持ち続けることができなければ、成長はストップしてしまうでしょう。 それどころか、さらに弱くなってしまうかもしれません。

私たちサポーターは誰よりも日本の強さ、そして勝利を信じていなければなりません。しかし、それと同時に日本の現在位置を冷静に分析し、弱さも知っておくべきでしょう。